退職代行を使ってもいいの?退職代行を使うだけの理由ってどんなこと?退職代行を利用すると会社はどう思う?
退職代行の利用を考え始めると、そんな疑問も出てきますよね。
退職代行ニコイチの西村さんは「退職できなくて困っている人はたくさんいます。もっと退職は簡単にできるんだということを伝えたい」と言います。
そこでこの記事では退職代行実績No.1のニコイチへ実際に利用した人の職種や退職利用など体験談を伺いました。
また、企業側とやりとりした際のエピソードも紹介するので、より具体的に退職代行の利用がイメージできると思いますよ!
退職代行の利用を迷っているなら、この記事を参考にして自分のケースに当てはめてみてくださいね。
仕事は週明けや連休明けに辞めたくなる
ここからは退職代行ニコイチの西村さんにお話を伺っていきます。
特に週明け月曜日や連休明けに依頼されることが多いですね。1日だけで40人以上の人から退職代行の依頼が入ることもありますよ。
若手だけでなく勤続年数30年でも辞めたい人はいる
正社員の男性が圧倒的に多い印象です。
男女比では男性7割、女性3割。雇用形態としては最も多いのが正社員で7割、契約社員2割、アルバイト1割の比率ですね。
年齢で言うと20~30代がメインですが、やはり20代が積極的に利用していると感じます。ですが、40~50代の勤続年数十年以上という人もいるので、会社を辞めたい気持ちに年代はあまり関係ないようです。
利用者の中でも多数を占める職種は、介護福祉士、看護師、保育士、営業、製造業です。
やはり、心身共に負担の大きい仕事に就いている方が多いです。
退職代行を利用する理由No.1は…仕事内容があわない
代表的な退職の原因は以下のような悩みです。
・仕事や職場環境が合わない
・会社の社風が合わない
・給料が安い
・仕事がきつい
・会社を辞めたいけど自分で言えない
・上司に退職の意思を伝えたけど引き止められた
・人手不足を理由に退職拒否された
・何度も上司に退職を申し出ても認めてくれない
・上司との人間関係が悪い
中でも「入社したけど仕事内容が合わない」「聞いていた話と違う」という理由が多いですね。
違法な労働も?原因は従業員だけじゃない!?
いいえ、きっかけは大小さまざまでも、みなさん段々と自分では言い出せない状況になっていきます。
入社して仕事が合わないと感じても、入社して間もないため、言い出せないから我慢して働き続けます。すると、ストレスが溜まって精神的・肉体的に不調になることが増えて、自分ではどうすることもできなくなります。
ここまで状況が悪化すると、自分では解決できないので退職代行を利用されるのです。
気になる会社側の言い分もチェック
ニコイチで請け負った退職代行の中で、会社側とのやり取りの一例ををご紹介します。
「えっ!一体どういう事ですか?」とあまりにも突然の事でビックリされることが多いですね。ほとんどの場合は、依頼者が前日まで普通に働いているので。
会社としては突然、従業員が連絡も取れず来なくなるわけですから、驚くというのが正直な感想だと思います。
少ないですが「本人から連絡するように伝えてください。あまりにも一方的ですし、非常識ですよ!」と怒りをぶつけられることもありますよ。
真摯に対応すれば退職は成功させられる
本人から連絡をさせてくださいの一点張りで、「退職代行業者だか知りませんが、本人からの意思が確認できない限り、退職の手続きは進めることはできません!」と電話を切られたことがありました。
全く話にならなかったので、今後、どうやって依頼者の退職を進めていこうか悩みました。
ですが、数日後に「あの時は感情的になって申し訳ございませんでした。これから退職手続きを進めます」と、折り返しの電話が来たときは嬉しかったですね。
やはり、依頼者の退職理由をしっかり伝えることで、最終的に退職を承諾してもらえることが多いです。
やはり相手が納得できるように、詳細な退職理由を伝えた方が上手くいくと感じています。
利用者だって分かっている、けど自分でできないなら…
依頼者は、自分で退職の意思を伝えないといけないことくらいは十分理解されています。
本当は自分で伝えてちゃんと退職したいのに、会社から「退職するときは1カ月以上前に言わなければならない」とか、「人が少ないから次の人が見つかってからじゃないと困る」など言われています。
このような、退職の引き止めにあって簡単に辞めることができないから、いたしかたなく退職代行サービスを利用しているのが現状です。
わたしも過去に上司に退職の意思を伝える勇気がなく、母親に頼んだ経験があるので、依頼者の気持ちは痛いほどわかります。
世の中には、退職したいけど退職の意思を上司に伝えることが出来ない人、死にたいと思うほど精神的に追い詰められている人、退職の意思を伝えたけどスムーズに退職できなくて困っている人がたくさんいます。
退職は簡単にできるんだということを、もっともっと多くの方に知って頂きたいです。